Lightning G3 β テストのお願い
Lightning G3 とは
G3 は Generation(世代) の略です。
Bootstrap3をベースとしていた最初の Lightning 第1世代。
Bootstrap4に変更した第2世代、そして今回の全面改修で第3世代となりますが、
Lightningのバージョン番号としては3は遥か昔に通り越してしまっているため、
区別するために「G3」としています。
Lightning G3 = Lightning version 14.x 〜
Lightning G3 は 無料版 Lightning の version 14.x 〜 の事を指します。
別のテーマではなく、テーマとしては今まで通りの「Lightning」です。
ユーザーがモード切り替えを行う事によってG3になります
無料版Lightningユーザーが アップデートしていきなりG3版が読み込まれるわけではありません。
13系(G2)のファイルと新しいG3のファイルがテーマ内にディレクトリ別で共存しており、カスタマイザから Generation3 に設定を切り替える事によって初めてG3になります。
G3 は新規制作用
G2とG3の互換性はあまりありません。受託案件の既存サイトなどはG3に変更せずにそのまま使ってください。
自分で運営しているサイトをG3に切り替える場合は必ずバックアップをとった上で行ってください。
G3の違い
スキンに関係なく様々なレイアウト・機能が利用可能(G3 Pro Unit)
現行版までは有料スキンの種類によってレイアウト・機能に違いがあるため、
「ヘッダーのレイアウトは中央揃えのAが良いが、装飾はスキンBが良い」
というケースが発生していました。
G3からはスキンは装飾のみに限定し、機能はテーマ本体あるいは機能追加プラグインに持たせるので、スキンに関係なく様々なレイアウト・機能が利用可能になっています。
必要な機能のみ有効化(G3 Pro Unit)
ノーコードで簡単にいろいろ操作できるように随時機能追加しているため、
設定項目が次々に増えて結果としてわかりにくくなった。
また「自分でカスタマイズするのでこの機能はなくても良い」などのケースも増えてきた。
→ 追加機能は テーマ内ではなくプラグイン化 して、各機能毎に停止可能
独自デザインスキンの作成・メンテナンスが格段に楽に
受託案件などで独自のデザインにするためにCSSを書く場合、今までのデフォルトスキン OriginII では見出しなど、既存の装飾を打ち消すCSSを書く必要があった。
装飾を極力省いたスキン「Plain」を用意 しているので独自にデザインする場合に無駄な打ち消し作業が軽減できます。
CSS構成を完全リニューアル
デザインを切り替える「スキン」というシステムがあるが、G2までのスキンはサイトのほぼすべてのCSSを各スキンが扱っているので、新規スキンを作成するには1サイト分ほぼ同様のCSSを作成し、継続メンテナンスが必要となるため大変非効率でした。
G3ではレイアウト要素やナビゲーションなどサイトの基本的なCSSは共通で持たせて、スキンはサイトの「雰囲気」を決定づける装飾部分のみの留める構成に変更したので、スキンに必要なCSSが極端に少なくなった ので スキン作成が格段に楽になりました。
従来 | G3 | |
---|---|---|
共通CSS | * ブロックエディタ用 | * ブロックエディタ用 * サイトのレイアウトなど |
スキンのCSS | * サイトのレイアウトなど * 見た目の装飾 | * 見た目の装飾 |
独自デザインスキンの雛形も用意しましたので、ぜひオリジナルのスキンを作成してみてください。
Lightning G3 Skin Sample 0.1.0
独自スキンの作成・利用はウェブ制作者向けです。独自スキンについては弊社保証対象外となりますので、部分的な上書きカスタマイズ程度の場合は従来の手法で行ってください。
重要度の低いファイルを移動してわかりやすいファイル構造に
Lightningはリリースから5年以上経っており、既に主流でなくなった機能や使わなくなったファイルも互換性を維持するためにCSS・PHP共に数多く残っていました。
結果としてサイト表示に時間がかかったり、ファイル構成が複雑で、カスタマイズの際に解読しにくくなっていました。
G3用のファイルを_g3ディレクトリに纏め、G3を選択している時は新バージョンのファイルのみを読み込むようになっています。
G3 で良くなったその他のポイント
CSS変数を前提としたカスタマイズしやすいCSS設計
文字の色や要素の角のRの大きさ、線の色など、CSS変数を前提として設計しているので、一括で色や大きさなどCSSカスタマイズが非常に容易になっています。
長年のテーマ開発で養ったノウハウを凝縮した無駄のないCSS構成
共通化できるCSSは極力共通化するなどして、テーマが読み込むCSSの総量を半分以下に軽減しています。
Lightning Pro はどうなる?
Lightning Pro の G3 版が出るわけではなく、
無料版のテーマLightning + 有料プラグイン Lightning G3 Pro Unit
という構成に移行します。
現状の Lightning Pro は継続メンテナンス
基本的に新機能追加はG3版に移行しますが、WordPressのバージョンアップや不具合修正などのメンテナンスは引き続き継続しますので、受託案件で Lightning Pro をご利用の場合はそのまま継続してください。
テーマ Lightning Pro と プラグイン Lightning G3 Pro Unit は同一商品
4月中旬頃よりLightning Pro と Lightning G3 Pro Unit がセットの Lightning G3 Pro Pack という商品での販売に移行します。
既存のデザインスキンはどうなる?
既存スキンのG3版はまだ作成していません。近日対応予定ですが、各種設定で賄える項目も増えたので対応検討中です。
Lightning G3 Pro Unit について
Lightning G3用の機能拡張プラグインです。
プラグイン Lightning G3 Pro Unit の入手方法
2021年5月10日までに購入した Lightning Pro のライセンスが有効な方は vws.vektor-inc.co.jp/my-account ページよりダウンロード可能です。
G3 Pro Unit で新しく追加された機能
機能の有効・無効化
設定 > Lightning G3 Pro Unit 設定 画面より、各機能を使用するかしないかを選択する事ができるので、不要な機能は停止できます。
ヘッダーレイアウト機能
外観 > カスタマイズ > Lightning ヘッダー設定 から、ヘッダーのレイアウトが選択できるようになっています。
ページヘッダー機能の強化
投稿のタイトルや投稿日などの情報をページヘッダー部に表示したり、各投稿タイプ毎に色や高さなどを変更できるようになっています。
非表示機能の強化
今まではページヘッダーやパンくずはページ毎に非表示指定ができましたが、G3版ではヘッダーやフッターも非表示にできるようになっているので、LPなどがより作りやすくなっています。
β版配布開始にあたってお願いしたい事
無料版をご利用の方は、Lightning 14系をインストールしてみて、不具合が発生するかどうかを確認いただけると助かります。インストールしてもG3に切り替えさえしなければ、子テーマなどでカスタマイズしてあるサイトであっても問題なく動作する はずです。
まずはそこが確認できれば公式ディレクトリからの配信に切り替えられますのでよろしくお願いいたします。
G3の入手方法
入手方法
現在β版テスト中につきまだWordPress公式ディレクトリからはダウンロードできません。
本ページ最下部にダウンロードリンクがありますので、ダウンロードの上、
外観 > テーマ > 新規追加 から手動でアップロードしてください。
切り替え方法と注意点
必ずバックアップをとってから行ってください
現行のG2とG3では互換性のない部分が多々あります。切り替えて試す場合はバックアップをとった上で行ってください。
インストール後にデータベースを更新してください
Lightning 14.x〜をインストールすると、ダッシュボードに以下のような表示が出ますので、データベースを更新してください。
切り替え方法
1. 世代を切り替える
外観 > カスタマイズ > Lightning 機能設定から「Generation3(β)」に切り替えて保存・画面を再読み込みしてください。
2. スキンを切り替える
世代をGeneration3に切り替えた後で、 外観 > カスタマイズ > Lightning デザイン設定 からスキンを選択してください。
インストール・アップデートを推奨するサイトと推奨しないサイト
無料版のユーザーは管理画面にアップデート通知が表示されたら基本アップデートを行ってください。
先に書いた通り アップデートしただけでいきなりG3版に切り替わるわけではありません のでご安心ください。
G3への切り替え非推奨 : 受託案件でPHPやCSSをカスタマイズしているサイト
無料版は14系にアップデートの上G3に切り替えずに継続、Pro版はそのままご利用ください。
G3への切り替え推奨 : phpやcssを書くカスタマイズを行っていない無料版・プロ版のサイト
いくつか設定の変更は必要ですが、切り替えて試しても良い思います。
ただし、無料版だとあまり違いは感じないかもしれません。
まだβ版で仕様変更の可能性はありますので、あくまで自分のサイトでコードを書くカスタマイズをしない運用をしてください。
既に子テーマなどでカスタマイズしている方への注意とお願い
インストールして問題が出ないか確認よろしくお願いいたします
無料版で子テーマにテンプレートファイルを複製したりしている場合でも、
インストールしただけでは特に問題が発生しないように互換処理をしています。
弊社環境で確認する限りでは大丈夫ですが、ユーザーによって状況が異なりますので、
インストールして問題が発生しないか確認 よろしくお願いいたします。
もし問題が発生する場合は、VWSのフォーラム(Lightning Proのライセンス保有者のみ書き込み可)かGitHubのissueに投稿するなどでご報告いただけると助かります。
フック名がG2とG3では異なります
今までのG2とG3ではフック名が一部異なります。カスタマイズ済みの既存のサイトをG3に切り替える場合はご注意ください。
子テーマでテンプレートファイルを複製・カスタマイズしている場合(無料版のみ)
子テーマ内の _g2/ ディレクトリ内にファイルを移動してください
子テーマ内に_g2
ディレクトリを作成し、現在子テーマ内にあるファイルをその中に移動してください。
※G3に切り替えないならそのままでも一応正常に動作するようには作ってありますが移動推奨。
header.php / sidebar.php / footer.php を参照している場合は注意
子テーマ直下に header.php / sidebar.php / footer.php を読み込んでいるファイルがある場合は以下のように変更してください。
get_template_part( 'header' ); → lightning_get_template_part( 'header' );
コードをカスタマイズするにあたって
テーマ内に _g3 ディレクトリがあります
lightning のテーマディレクトリ内に_g2
と_g3
というディレクトリがあり、それぞれのディレクトリ内に世代毎のファイルが格納されています。G3のカスタマイズをする場合は_g3
ディレクトリの中を参照してください。
Lightning 14系(G3) ダウンロード
Lightning G3(14.0.17)
フィードバック方法
フィードバックは下記よりお願いいたします。
無料版をご利用の方
GitHubのissueとしてご投稿ください。
Pro版をご利用の方
Lightning Proのライセンス保有者のみ書き込み可能なフォーラムへご投稿ください。